読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

晴れた日は布団に入って

漫画を読むか寝るかしています。睡眠の感想は書けないので漫画の感想とかを書きます。

ヨコハマ買い出し紀行

ヨコハマ買い出し紀行 1 新装版 (アフタヌーンKC)

ヨコハマ買い出し紀行 1 新装版 (アフタヌーンKC)

アフタヌーン掲載。全14巻、新装版全10巻。

以前、というか4,5年くらい前から本屋で見つける度に読もう読もうと思っていたのですが、結局某氏に借りて読んでしまいました。

結論から言うと、「どうしてもっと早く読まなかったんだ」という感じでしょうか。



近い未来の日本が舞台の話で、神奈川の町から外れた海沿いでカフェを営むロボット・アルファが主人公の物語です。

だんだんと海に侵食されていく世界の中で、ゆっくりと流れていく時間を描いた、ノスタルジーを感じさせる物語が半分オムニバス形式で続くのが特徴です。


ジャンルで言えば特に「ARIA」に代表される、いわゆる「空気漫画(いい意味で)」なのですが、
この作品は登場する人間の身体的、精神的な成長が作品に登場するロボットと対比させている部分がポイントです。
アルファを始めとする作中に登場するロボットは、しかしロボットであることを思わせるような機械的な描写は存在せず、
年を取らない人間のように描かれています。
そのロボットと人間の違いが本文中の暖かい雰囲気と対比させる形で、なんとも言えない物悲しさを演出しているように感じました。


それとは別の部分でちょっとドキドキさせられるシーンもあったり、あの、ほら、ね。


私自身の感想になりますが、読んでいるうちはワクワクや幸福感で満たされていたのですが、
すべてを読み終えたあとには一気に喪失感と寂寥みたいなものが押し寄せてきましたね……
このジャンルのお約束みたいなものと思っているのですが、それだけ素晴らしい漫画だったんだな、と思います。


そんな感じで、また。