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晴れた日は布団に入って

漫画を読むか寝るかしています。睡眠の感想は書けないので漫画の感想とかを書きます。

「バクマン。」14巻を読んで思うこと

バクマン。 14 (ジャンプコミックス)

バクマン。 14 (ジャンプコミックス)

面白い面白いと読み続けている「バクマン。」だが、この巻が最高に面白い。
(読んでる前提で話を進めます)

新人作家・七峰の行う新しい漫画作り。
プロとしての経験を持つ人を含めた50人で意見を出し合って一つの漫画を創り上げようとするものだが、漫画の中だからこそできる手法だ。

一人(もしくは数人)でまず完成させる→編集担当と協力して調整 というのが主流描き方として描かれているわけだが、七峰はその手法を真っ向から否定し、完成稿までを身内だけで作り上げようとする。
編集部の介入する隙間は全くと言っていいほど無く、ただ作品ばかりが一人走りしてしまう、という流れだ。

ここで疑問が浮き上がってくる。
「七峰はなぜ漫画を描いているのか?」
本当に漫画を志している人間ならば、プライドがなんだと言う前に自分で創り上げようとするものではないのだろうか?他人の意見はあくまでも参考に留めておくのが普通だろう。
それに、金が欲しいということだけであればジャンプに拘る必要はないはずである(ジャンプ漫画だから?)。
七峰本人がアイデアを出している描写もなく、「発想が似ている」ということだけで亜城木に異常なまでの対抗心を燃やすとは考えられない。
おそらく、ジャンプと亜城木へ向けられる何かしらの想いがあるのではないかと考えられる。

巻の終わりの引きが凄く強いので、15巻の発売が待ち遠しい。


さて、それ以外での面白さについてだが、やはり「中井の再登場」に尽きるだろう。
背景の画力が足りないと指摘されたシーンを読んで一瞬で勘付いたが、このタイミングで再登場させるとは……という驚きがあった。
この中井もまた、七峰の手法を目の当たりにしたと同時に「これは違うだろ…」というモノローグの描写がある。その次のシーンには漫画を諦めた時ののフラッシュバック。
七峰の連載は10週打ち切り(もう少し続くかも?)エンドが予想されるが、それ以降の中井の動きが楽しみだ。

リアルの中にアンリアルを組み込んだ「漫画の漫画」だが、それでもジャンプ漫画らしく三大柱はきっちり揃っている。
亜城木の闘争心の描写も熱く、今後の展開にますますの期待をしたい。


余談だが、七峰チャットのメンバーの口調が荒すぎてなんだかなぁ……