読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

晴れた日は布団に入って

漫画を読むか寝るかしています。睡眠の感想は書けないので漫画の感想とかを書きます。

東大を出たけれど

漫画

近代麻雀オリジナル掲載。全3巻。

東大を卒業後、フリー雀荘のメンバーとして暮らした原作者・須田良規氏の青年時代を「戦線スパイクヒルズ」の井田ヒロト先生が描いた作品です。


幼少期に祖父から教わった麻雀を社会人になっても生活から切り離すことができない主人公・須田。

ある日、須田はあっさりと会社を辞め、馴染みの雀荘のメンバーとなり生計を立てます。

雀荘を訪れる人間や他のメンバーには十人十色様々な事情があり、彼らの人間性、行動が須田自身に様々な影響を与えます。

混沌とした世界の先に、須田が見出したものとは――?



この漫画の最大の魅力は、何と言っても須田を中心として動く人間の心理です。

作画の井田ヒロト先生はキャラクターの心理描写を描くのが相当に上手く、上記した戦線スパイクヒルズでもその才能を発揮しています。

題材が麻雀なだけに、プレイヤー同士の駆け引き・心理戦がストレートに描かれ、さらには麻雀を通した人間関係が独特の雰囲気を持って描写されています。

麻雀専門誌での掲載のため、内容は麻雀の技術に関する話も多く、麻雀を知らない人には少し難しいかもしれません。

逆に言えば、麻雀がわかる人ならばきっと胸にグッと来るものがあると思われます。

ただ、半ば打ち切りのような形で終わってしまったのが本当に残念でなりません……


蛇足になりますが、井田先生の描く女の子はすごく可愛いのでそちらの方も是非。